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ホームの選び方
1人で全部を抱え込んで施設を探そうと思ってはいけません。皆さんの周りには、上記のような老人ホームや介護保険、医療に詳しい専門家、老人ホームを探した経験がある友人・知人など、サポートしてくれる心強い味方がいます。ぜひ、そういった方たちに相談して一緒に、最適な老人ホームを探してみましょう。
その為には、相談された側の人としっかり情報を共有できるように、まずは、希望条件を明確にしましょう。
身体の状況をきちんと把握
まず一番大事なことが、入居を検討されている本人の生活に必要な介助や医療行為、認知症の症状などを把握することです。一緒に住まわれているご家族であれば、大体は把握されていると思います。ただ、遠方で別居をされていて最近の状態をあまり分からない場合や、病院に入院されている場合は、担当のケアマネジャーやソーシャルワーカーに確認しましょう。
予算を明確にする
年金、預貯金、不動産や金融資産の収入など、老人ホームでの生活に使えるお金がいくらあるのかしっかり把握しましょう。老人ホームへの入居費用や月額利用料金は様々。もちろん、けっして安いものではありません。実のところ、月額費用が年金の範囲内で収まる人はあまり多くはいないでしょう。預貯金の活用や家族からの援助なども検討し予算を明確にしましょう。
立地(エリア)
元気なうちに老人ホームへ入所する場合は、周辺環境(お店、公共施設など)を含めて検討しましょう。ある程度介護や医療ケアが必要になってきた場合、面会に来られるご家族の家から30分以内程度の範囲が理想。1時間を超えると面会者の方の足が遠のくことが多いです。どうしてもお近くに希望の老人ホームがない以外は、遠くても1時間以内を目安にしましょう。
入居時の介護度自立・要支援・要介護
要支援や要介護から入所可の施設が多いが、中には自立から入所可のホームもある。
介護体制と提供方法3:1(入居者:施設スタッフ)以上で「施設スタッフ」が提供
ホームによって、2.5対1以上や2.0対1以上の体制のホームもある。
医療体制日中看護師が常勤
ホームによって、夜間も看護師が常駐しているところもある。
入居時の介護度自立・要支援・要介護
自立から入所可の施設が多いが、中には要支援や要介護から入所可のホームもある。
介護体制と提供方法訪問介護やデイサービスなど『外部の介護サービス』を利用
ホームによって、訪問介護事業所やデイサービス等が併設しているところもある。 サービス付高齢者向け住宅は、1日1回の安否確認が義務付けられています。
医療体制看護師が常駐していないホームが多い
基本的に看護師が常駐していないホームが多い為、医療ケアが必要な方の入所は困難な場合が多い。
入居時の介護度要支援2以上で認知症の方
※施設が所在する市区町村に住民票のある方限定
※車椅子の方の入所が不可のホームもある
介護体制と提供方法3対1以上(入居者:施設スタッフ)で『施設スタッフ』が提供
医療体制看護師が常駐していないホームがほとんど
基本的に看護師が常駐していないので医療ケアが必要な方の入所は困難。
訪問看護ステーションと連携しているホームが増えてきているが、ホームに看護師が来るのは週1回程度。